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男女共同参画啓発講演会

投稿者:所長 2019年09月05日


 

 夏休みの1日、公募で参加した高校生を対象にジェンダー平等をテーマにしたセミナーを行いました。

 その第1部では、課題体験型のゲーム(人生すごろく)を通じて、企画・運営に携わった北九州市立大学の学生と一緒に「SDGsとジェンダー平等」を考えるセミナーを実施しました。

 セミナーは、高校生を概ね6人ずつ6班に分け、各班に2名の大学生がファシリテーターとして進行管理や議論の提議などを行いました。

 このセミナー後のアンケートでは、参加した高校生から非常に高い満足度を示すコメントが並び、自由記入欄には『自分は「ジェンダー平等」について深く考える機会はあまりなかったが、今回のゲームを通じて改めて考えてみると、自分の身の回りにも様々なジェンダーにかかわる問題がたくさんあることに気づいた』という感想も多く、大学生や他校の高校生とのコミュニケーションを通じてそれぞれが「ジェンダー平等」を考えるいい機会になったと思います。

 

 また第2部では、デートDVと性暴力をテーマに、昨年度当センターが発行した若者向けの啓発冊子『大切にしよう、自分のこと』を題材に臨床心理士の黒瀬まり子先生にミニ講座をしていただきました。

 この中では、参加者一人ひとりが被害にあわない、そして加害者にならないための心構えや、将来への自分自身の生き方についても考えてもらうようお話がありました。

 講座終了後のアンケートでは、

 ・分かりやすく楽しく学べ、深く考える良い機会になった。

 ・この話を聞くべき人はもっといると思うので自分から発信していきたい。等の感想が寄せられました。高校生たちが自分の考えをしっかり持って発言する様子を目の当たりにして、黒瀬先生のお話の中にあった「気づき」の言葉や生きるためのヒントを高校生たちはしっかりと受け止めていたようでした。

 

 

                             

     

 

 

 

 

                                             

 

 

 

 

                                  

  

ムーブフェスタの夏

投稿者:所長 2019年07月31日

 

 令和の時代になって最初のムーブフェスタが、今年も大盛況のうちに終了しました。

 7月6日から27日までの期間中、100を超える講演会やワークショップ、映画上映など多彩な事業が繰り広げられ、45,345人(速報値)の参加者がここムーブに集いました。

 改めて、ご協賛いただいた皆様や実行委員の皆様、市民企画事業を実施された皆様に心からお礼を申し上げます。

 

  7月6日(土)のオープニングは、安藤和津さんの講演会。

  今回の講演会は、とても人気が高く当初の定員よりも多くの方にご応募をいただきました。

  安藤さんには、実母の介護、2人の娘の子育てなどご自身の経験から感じた、女性として、母として毎日を素敵に生きる秘訣を語っていただきましたが、言葉の端々に温かさのにじむ素晴らしいお話でした。

 

  7月12日(金)の夜は、愛知工科大学 小林直美先生による「SNS時代におけるオリンピック報道~選手のダイバーシティはいかに表象されたか~」の研究報告会。

  報告者の小林さんの熱い語り、コメンテーター・首都大学東京 藤山新先生の小気味良い解説、お二人のやり取りで盛り上がりました。

 

  7月20日(土)は、恒例のサマーカーニバル。

  大正琴、ベリーダンス、手話ダンス、ガムラン音楽と踊り、フルート演奏など多彩な催しに、交流広場は終日賑わいました。

 

  7月27日(土)の午後は、黒ラブ教授によるSDGsライブ。

  1階の交流広場に用意したイスは、あっという間に満席。100人を超える皆さんに黒ラブ教授のトークを楽しんでいただきました。トークの後は子どもマルシェが行われ、子ども店員による野菜やカレーパンなどの販売に広場は大いに賑わいました。

 

  ムーブフェスタの3週間、ムーブの館内は参加された皆様の熱気であふれ、男女共同参画に向けた元気・勇気・やる気をたくさん感じることができました。

 

  平年と比べ大幅に遅かった梅雨明けの後は強烈な猛暑となっていますが、熱中症等気をつけてこれからの暑い夏を元気に乗り切ってください。

 

最後に…ムーブの秋の講座の募集が始まっています。どうか奮ってご参加ください。

 


黒ラブ教授のSDGsライブ


ガムラン音楽と踊り(インドネシアの伝統芸能)

 

 

 

 

 

 

                             

     

 

 

 

 

 

                                             

 

 

 

 

                                  

  

所長就任のご挨拶

投稿者:所長 2019年06月28日

 

所長就任のご挨拶

 

 6月26日付けで、北九州市立男女共同参画センター・ムーブの所長に就任しました江副春之です。

 

 ムーブは今年で開所24周年を迎えました。

 2005年(平成7年)7月の開所以来、男女共同参画のための拠点施設として、市内外を問わず多くの方に愛され、今年3月には延べ利用者数が677万人を超えました。

 

 毎年7月には、誕生月を記念して“ムーブフェスタ”を開催しています。

 

 今年のフェスタのテーマは「みんなで想いをつむぐ ゆめ未来」。

 7月6日(土)~7月27日(土)の3週間、ムーブは賑やかな雰囲気に包まれます。

 

 オープニングイベントの安藤和津さん講演会をはじめ、吉本興業黒ラブ教授によるSDGsライブやジェンダー問題調査・研究報告会、サマーカーニバル、法律相談など多彩なプログラムが展開されます。

 

 またムーブフェスタの魅力は何と言っても“市民企画事業”。市民の皆様が主体的に企画・運営するもので、講演会、ワークショップ、バザーなど、今年も100を超える「楽しみながら勉強できる多彩な企画」が目白押しです。

 

 普段ムーブをご利用いただいている方も、まだお越しいただいたことのない方も、

 今年の夏はぜひ、ムーブに足をお運びください!

 

                北九州市立男女共同参画センター・ムーブ

                           所長 江副 春之

                                     

 

♬~♫~♪ 来月はムーブフェスタ ♪~♫~♬

投稿者:所長 2019年06月04日

 

 

 6月の爽やかな風に「ムーブフェスタ」をPRする幟(のぼり)が揺れています。

 

 今年もムーブ最大のイベント「ムーブフェスタ」の時期がやってきました!

 ムーブのオープンは、1995年7月。以来、ムーブの誕生月である7月には、市民企画事業(市民の皆様が企画・運営する講演会、映画、コンサート、バザー等)を中心に、毎年100を超えるイベントで賑わう「ムーブフェスタ」を開催してまいりました。

 

 今年のムーブフェスタは、7月6日から7月27日まで。

 フェスタの主催事業は、7月6日(土)の「安藤和津さん講演会」からスタートします。仕事と子育ての両立、実母の介護体験など安藤さんのこれまでの経験をもとに「明日を素敵に生きるには」を語っていただきます。

 また、恒例の国連ウィメン日本協会北九州の皆さんによるチャリティーバザー(7月6日午前11時~)もあります。バザーの収益金は国連ウィメン日本協会を通じて国連ウィメン本部へ届けられ、世界中の女性・少女の未来に繋がる活動に使われます。

 

 この他にも、ジェンダー問題 調査・研究事業の報告会(7月12日)、サマーカーニバル(7月20日)、SDGsライブと子どもマルシェ(最終日の7月27日)など主催事業だけでもビッグなイベント満載です。

 

 昨年、一昨年とフェスタオープニング時の天候が心配されましたが、何とか開催することができました。

 今年も首尾よくスタートできるように祈っています。

 

                                    

 

★★★新しいことを始めました…小さなことですが★★★

投稿者:所長 2019年05月07日

 

 

 平成から令和へと元号が改まり、今月初めには10連休もありました。

 このブログもアップが少し遅めになりました。

 

 2019年度がスタートして、はや1か月。「5月病」という言葉もあるようですが、進学、就職、退職など、この春から環境の変わった皆さん、新しい生活はいかがですか?

 

 ムーブでは、この4月、昨年度の決算や今年度事業の仕込み等の通常業務に加え、利用料金の改定、フィットネスルーム個人利用の回数券販売開始、予約システムの導入などあわただしい毎日が続きました。4月から新しくムーブに採用された9名の職員も、先輩職員の指導を受けながら一生懸命に仕事に向き合っています。

 

 さて、個人的なことですが、この春(正確に言うと3月15日)から、健康のために少し歩くことにしました。具体的には、朝は最寄りバス停の1つ手前で降りて、そこからムーブまで歩く。帰りは1つ先のバス停まで歩き、そこからバスに乗る。

 

 健康のためは、正直に言うと「肥満防止」です。痩せなくてもよいので、せめて現状維持を目指す!(本当は少し痩せたらよいと思っている)

 夏になって「あらら!?」とならないように、洋服のサイズが変わって総買い替えとならないように、何より生活習慣病の予防のために、手っ取り早くできることから始めました。

 

 スタートして3か月後の6月を目標に、少しスリムになることを目指しています。目標達成ならずの際は、もう一段ギアをあげて、次は食生活の改善にも踏み込みます。

 

 これまで、40代前半と50代半ばにダイエットに挑戦し、それぞれ9㎏、6㎏の減量をした経験はあるのですが、60歳を過ぎるとちょっと難しいかも…

 焦らずにゆっくり続けようと思います。

 

 

★★★2019年度が始まりました★★★

投稿者:所長 2019年04月03日

 

 5月から元号が令和と改まりますので、このブログも平成最後の発信となります。

 

 新しい年度がスタートしました。桜の開花とともにムーブの事業も走り出しています。4月の1週目には、パソコン講座と英会話講座が開講。2週目は「いまどきママのリフレッシュ講座」、「キャリアアップ&ビューティー講座」が開講し、男性向けには、「アイロン男子」や「エプロン男子」も始まります。

 

 ムーブ開設から24年が経過し、ムーブは今年25回目の夏を迎えます。

 ムーブフェスタ(7月6日~27日)の準備も進んでおり、市民企画事業に申し込みをされた皆様にはそろそろ採択通知が届いている頃だと思います。

 フェスタでは、例年同様、男女共同参画の推進、女性の政治参加、健康、子育て、若者支援などバラエティーに富んだ催しが計画されています。

 6月初めにはフェスタの詳細がお知らせできます。どうぞお楽しみに。

 

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 過ぎゆく平成の30年間を振り返れば、この間、女性は確実に力をつけ、その力を発揮する場も増えてきました。 「増やしてきました」と表現する方がよいかもしれません。

 それは大変喜ばしいことです。と同時に女性を巡る課題は、まだまだ山積みの状況です。

 仕事と家庭の両立、意思決定過程への女性の参画(管理職への登用や政治分野への参画拡大)、働き方(非正規雇用、ワークライフバランス)、固定的な性別役割分担意識の解消、女性に対する暴力やハラスメント等々…

 

 「女性活躍」、「女性の潜在能力を引き出す」、「女性が輝く社会」、そんな女性を鼓舞する言葉は世の中に満ちていますが、一部の女性だけが輝くのではなく、全ての女性が、誰一人取り残されることなく、自分の気持ちに素直に生きていける…そんな時代を築くことができればいいなと思っています。

 ムーブの活動がその一助になることを願って、2019年度のムーブは走り出しました。

 

国際女性デー(3月8日)をご存知ですか?

投稿者:所長 2019年03月05日

 

   3月8日は、国連が制定した「国際女性デー」です。

   1904年3月8日 にアメリカの女性達が参政権を求めてデモをしたことをきっかけに、女性の地位向上を呼びかける動きが世界で活発化しました。

 この動きはアメリカで婦人参政権が認められた後も続き、1975年には「広く女性の社会参加を呼びかけるための記念日」として、国連で正式に制定されました。

 国際女性デーには世界各所で、女性の権利向上のためのイベントや運動が行われています。

 

 日本は、男女の格差を示す「ジェンダーギャップ指数(GGGI 世界経済フォーラム)」が、世界149か国中110位とG7最下位にとどまっています。特に政治・経済分野での遅れが大きく、多様な人材を活かした社会の発展を阻害している状況です。

 

   この状況を変えようと、日本でも国際女性デーへの関心が高まってきました。

 国際的な団体「国際ゾンタ」では、3月8日を「ローズデイ」と定め、毎年、世界中のゾンタクラブがこの日を記念して様々な催しを行っています。

 

 市内の 「国際ゾンタ26地区エリア4北九州ゾンタクラブ」 の皆さんも、ローズデイを記念したイベント(映画上映会)を下記の通りムーブで開催する運びとなりました。

 

1 日 時 平成31年3月30日(土)13時30分~15時40分(受付13時~) 

 

2 会 場 北九州市立男女共同参画センター‘ムーブ’ 5階 大セミナールーム

 

3 内 容 映画「女を修理する男」の上映

      ※2018年ノーベル平和賞を受賞したコンゴのムクウェゲ医師の

                  活動を描くドキュメンタリー

 

4 参加費 500円

 

 時機を得た映画の上映です。皆様、3月最後の土曜日の午後、ぜひムーブへお越しください。


 

♪♪♪ 今年も7月はムーブフェスタ ♪♪♪

投稿者:所長 2019年02月01日

 新年早々、ムーブフェスタの活動がスタートしました!

 

 1月10日(木)、公募による市民委員4名(男女2名ずつ)、ムーブ運営協議会・利用者連絡会議・ムーブサポーターを代表する委員、そして市の担当部局やムーブの職員など合わせて22名の実行委員による「ムーブフェスタ2019実行委員会」が開催されました。

 

 会議では、自己紹介、実行委員長の選任に引き続き、フェスタの開催期間やキャッチコピー、主なイベントの概要等について話し合いました。

 

 フェスタの内容について皆様に発表できるのは、もう少し後になりますが、フェスタの期間中に何度もムーブにお越しいただけるような活気のあるフェスタにしていきたいと考えています。

 

 昨年は「小島慶子さん講演会」から始まったムーブフェスタ2018でしたがオープニングの前日まで雨が降り続き、一時は予定通りスタートできるかどうか危ぶまれました。

 そして、フェスタ期間中は、連日記録的な猛暑!

 そんな不順な天候の中でも、前年(2017)を超える54400人の皆様にご参加いただきました。ありがとうございました。

 

 ムーブ最大のお祭り、ムーブフェスタ、今年もどうぞご期待ください。

 7月の開催までの間このブログでも逐次フェスタのお知らせを発信していきます。

 

新年のご挨拶・・・・・・働く女性へのエール

投稿者:所長 2019年01月08日

 新年おめでとうございます。

 新しい時代の幕開けとなる一年が始まりました。

 

 平成の30年間で男女を取り巻く環境は大きく変化しました。

 「男性は仕事、女性は家庭」という固定的な性別役割分担意識を持つ人が減少し、共働き家庭の数が専業主婦家庭を上回りました。

 職場においても、男女雇用機会均等法(制定・施行は昭和の時代)に続き、女性活躍推進法の制定・施行など、女性の持つ能力を活かし、社会の活力につなげようとする動きが生まれています。

   一方で、家事・育児・介護に費やす時間については、男女間で大きな開きがあります。(もちろん日本では圧倒的に女性が長い)

   家事や育児をきちんとやり、同時に仕事の面でも(果敢に)上昇志向を求められているのが現代の女性の姿なのではないでしょうか?

 

  私も働く女性向けの研修では、(自分のことは棚に上げて)、「ためらわない、常にチャレンジ、機会を逃さない、努力を止めない」等々、女性側の積極的な行動や日々の鍛練の大切さをお話しています。しかしながら、そういった女性の行動の前提として、パートナーとの繋がり方、関わり方が非常に大切だと感じます。

 

  どんなに頑張って成果を出しても、自分が燃え尽き、心や身体を壊しては何もなりません。

  心も身体も健康で、結婚や子どもの有無にかかわらず、納得した自分らしい生き生きした職業生活を送ってほしい。

 

   ムーブでは、今年もそんな女性に向けた事業を実施します。

   1月だけでも、「お役立ちワンポイントセミナー・伝わる!プレゼンテーション講座」(12日開催、締め切りました)、パパとママのための「夫婦会議の体験講座」(19日開催、受け付け中)、「女性のための就職応援講座」(30日開催、受け付け中)など、多方面から女性の「働く」を支援します。

 

今年もムーブをよろしくお願いします。

 

 

 

レッツトライ、英会話!

投稿者:所長 2018年12月04日

 恥ずかしながら、私は英語がほとんど話せません。中学、高校、大学(第一外国語)と英語の授業は受けましたが、文法と読み書き(グラマーとリーダー)中心で、リスニングや会話を学びませんでした。仕事に就いてからも、特に英会話が必要という経験も無く、英語を話せる人をただ「うらやましいな」と思っているだけでした。

 

  40年近い市役所勤務の後、昨年6月からムーブを所管する公益財団法人に勤務していますが、財団ではムーブの運営の他に、女性の地位向上やジェンダー平等に関する国際的な事業も行なっています。

 ムーブでは英語に接する事業はほとんどありませんが、国際事業の中ではジェンダー研修(JICAから受託)、国際理解セミナー、スタディツアー等々英語と触れ合う(英語を話さないといけない)機会が出てきました。

 もちろん講義は日本語でオッケーですが(逐次通訳)、研修生への挨拶、ウェルカムパーティー、交流会など外国の方と会話をすることが多く、通訳なしではほとんどしゃべれない私は、「流暢でなくてもいいから、少しでも英語を話せたらどんなにいいだろう!」と思うようになりました。

 

  そこで一念発起!今年の9月から11月にかけて、ムーブの英会話(初級クラス)に通い、毎週水曜日の19時から20時30分まで、15名のクラスメートと一緒にレッスンを受けました。       

   教室では、様々な状況を設定して、挨拶、おもてなしの言葉、簡単な意思疎通のメッセージなどを学びます。12回コースの10回目には、英語のプレゼンもありました。ペットのこと、近場の山の紹介、アメリカに関するクイズなど十人十色の楽しいプレゼン大会でした。私は飛騨高山へ行った旅行の話をしました。

 

  あっという間の3ヶ月。英語がぐっと上達したという訳ではありませんが、英語を話すことに対するハードルは以前より低くなった気がします。

   英会話教室でも、先生から

①無理に難しい単語を使わなくても、簡単な言葉で話せばよい

②アイコンタクトとジェスチャーは大切

③まず積極的に話しかけてみること などのアドバイスがありました。

 

 60の手習いで、仕事上の必要性にかられての挑戦とはいうものの、貴重な経験でした。

 1月の中旬からJICAの研修で8カ国の研修生を受け入れます。さて、英会話教室の効果やいかに…ちょっと楽しみです。